海外ドラマから Phrasal verbs;句動詞 を学ぶ!!!

こんにちは。ゆるがです。

最近英語のリスニング強化と趣味を兼ねて、ネットフリックスで ”F.R.I.E.N.D.S” を見ているのですが、やはり不朽の名作と言っても過言ではないシリーズですよね。

シーズン10まで放映され、最終シーズンのメインキャラクター6人の1エピソードあたりのギャラが1億円とも言われている、モンスタークラスのシットコムです。

 

 

登場人物は、

  • レイチェル・グリーン
  • ロス・ゲラー
  • モニカ・ゲラー
  • ジョーイ・トリビアーニ
  • フィービー・ブッフェ
  • チャンドラー・ビン

の六人です。各人それぞれ個性が立っていてその六人の織り成す群像劇とでも言いますか。僕のお気に入りはチャンドラーですね。

 

レイチェル; シーズン最初期あたりはわがままで、親に頼り切りでまともな社会生活を送ったことがない、”spoiled” と言われるようなダメな女性ですが、しかし見た目は良く社交性が高い登場人物です(きれいに言ってますが遊び人です:D)。基本的にねじが抜けていて、でも憎めないすごく魅力的なキャラクターだと思います。

 

ロス; 基本的に草食系といいますかヘタレといいますか、特に男女関係で苦しむキャラクターです。しかしその割には子供が二人もいたりと、順風満帆とはいいがたいですが幸せな家族を得る人で、さらには古生物学者でいちいちウンチクをたれ流したり、会話の中のすべての単語一つ一つをハッキリ発音することを他の友達にイジられたり、とても魅力的なキャラクターです。

 

モニカ; ロスの妹で、強迫性の潔癖症のきらいがある人物です。深刻な症状があるわけではなく周りからいじられるように軽く表現されています。また、母親に対してコンプレックスを抱えており、日々母親の振る舞いに似ていく自分に嫌気がさしていたりとより現実味があるような身近に感じることのできるキャラクターだと思います。

 

ジョー; いわゆるプレイボーイという感じで多くの女性とデートを重ねるなどモテモテのキャラクターです。ちなみにジョーイを演じていたマット・ルブランクは、フレンズが放映されている間に、世界で最もセクシーな俳優100人に選ばれたことがあるほどのイケメン俳優です。また、ジョーイはプレイボーイという要素のほかに、おバカともいえるようなニブイ一面も持ち合わせています。ほかの登場人物が驚いているシーンに対し皆よりワンテンポもツーテンポも遅れて反応したりということが多々おきます。

 

フィービー; エキセントリックな登場人物です。いわゆる天然で言いにくいことをズバッと言い放ったり、的外れな会話を繰り広げて笑いをとったりします。フィービーには異母弟がいるのですが、その弟が結婚する相手の年齢が高く子供ができないとなったときに、代理出産を選ぶなど家族愛にあふれたキャラクターで、さらにはトラブルに巻き込まれやすいなど常にフィービーの周りではいろいろなことが起きています。そのトラブルの一例で、ソーダを買って缶を開けると親指が入っていたりなどがありました。

 

チャンドラー; 一言で表すと皮肉屋です。常にギャグや皮肉を言い放ち、笑いをとるキャラクターです。彼の家族はとても複雑で幼いころに両親が離婚し、さらにその原因が父親が年若い青年と浮気してゲイであると判明するなど、ある種のトラウマがあり、皮肉屋という性格はその皮肉によって他人を遠ざけているのではないかなどと分析され気まずくなったりとこの登場人物もまた等身大の普通の人間を描いています。

 

 

このシットコムに登場する人物は大なり小なり人間関係において問題を抱えており、20代を過ぎても大人になり切れない人物の成長しつつ最終的には幸せをつかみ取るまでを描いたロマンスの要素もあるコメディーです。

シットコムとはドラマのセットの周りに観客席を用意し、収録中に観客の笑い声が入ったりする収録形態のドラマを指します。

日常を描いているので、会話にほぼ一切の専門性はなく英語のスキルの鍛錬にもなりますし、楽しめる見るだけで一石二鳥になるテレビシリーズだと思います。

 

 

 

ここで本日のテーマにようやく移ります。

Phrasal verbs

 つまり句動詞です。句動詞とは、動詞と前置詞の組み合わせにより意味を新たに作るものであり、例えば

  •  ”get” = ”~を手に入れる” 
などと訳すことができますが、後ろにoutという前置詞がつくと
  •  ”get out” = ”退出する” 
と意味が全く変わってしまう恐ろしいものです。

 

 

そして今記事のキーワードは3つあります。

  1. 前置詞
  2. separable / inseparable
  3. 代名詞

 

ここで2つのキーワードについて説明します。

”separable” は ”分離できる” と訳されます。つまり文の中で句動詞の、動詞と前置詞部分の間にほかの単語が入ることができる種類と、できない ”inseparable” の二種類に分けられます。(基本的に)

e.g)

  •  You nedd to check it out. ; separable
  • I'll get on a train in 20 minutes. ; inseparable

そしてこの場合の separable の句動詞は分けて使うこともできますし分けなくても構いません。しかし、必ず分けなければならない状況があります。

その場合に関連してくるキーワードが 代名詞 です。 

つまり物を指し示す ”it” や

 彼・彼女を指し示す ”him / her  など(この場合は目的語

これらが文章中に分離できる句動詞と一緒に用いられる場合、必ず動詞と前置詞の間に置かれることになります。

  • You need to check out  it.     とはならない。

 

語彙 vocabulary

  1. phone it in someone  ; ~を~に知らせる  /  separable
  2. pass it around ; ~を順に回す  /   separable 
  3. plunk it down ; ~を放り出す  /  separable
  4. barge in something ; ~に押し入る /  inseparable

 

 

 

どうでしたでしょうか。句動詞については近道はなく完全に記憶するだけの地道で難しい種類ですが、マスターするとネイティブにより近い会話ができるようになります。

句動詞はほぼすべて一つのほかの動詞だけで代替することができますが(①)、しかしそれだけだと堅苦しい会話になってしまいますので、覚えても損はないとお勧めします。

e.g)

① barge in = intrude

などですね。この場合は特に堅苦しい感じはしないのでしょうか。

 

 

 

ではまた次の記事で。